生産者紹介

元々酪農家として働いていたリュック・セヴィーユが、地元のたたんでしまう小さなワイナリーを引き継いだのは2011の時。ロワール自然公園の中にあるリグレという町から南西の山間へ約8km行ったところに彼の畑とワイナリーはあります。

この地はAOC　シノン、ソミュールとワイン産地、古城などで有名で、世界遺産に登録されている地域です。その中で、AOCシノンを名乗らないリュックには、揺ぎ無い信念と思考があります。正に頑固一徹、不器用な男の代名詞みたいな大男で、ワインサロンや試飲会、イベントといった、ワインのお披露目会には一切出展せず、打ち解けるまで時間がかかる無口な生産者。寡黙とは裏腹にワインを飲むと伝えたい気持ちがあふれる人柄。『自然がぶどうをつくり、醸造に寄り添うだけだ』と会うたびに口にします。

化学肥料、除草剤、一切不使用。天然酵母で醸し、栽培しているぶどうは、カベルネ・フランのみ。

毎朝4時に起きて畑に行き、動物と出会い、眺めている時間が一番好きな時間だと彼は言います。

セメントタンク、古樽で寝かせ、還元落ち着いてから瓶詰めする彼の造るワインは、一本筋が通っていて、どこと無く優さが漂います。

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